ポジティブ心理学とは

 ポジティブ心理学は、「良い人生」について科学的に探求し、人生を生きがいのあるものにしようとする心理学の一分野です。

 人は「病気でない」というだけで、心身ともに健康で、幸せや生きがいに満ちた「良い人生」を実現出来るとは限りません。現状を改善し、前向きな生き方をしていくには、しかるべき方向性と意図的な努力が必要です。

 アルコール依存症になると生活の多方面でアルコール関連問題が出現するので、ネガティブな方向へ傾いてしまい、それが長期間続いています。ただ単に飲まない(禁酒、断酒)だけでは、ネガティブな現状に戻りやすくなるので、この負のバランスをポジティブな方向に回復させ、バランスの良い地点に到達するのが目的です。

 この治療プログラムでは、楽観主義の考え方を学ぶことで、物事をバランスよく、正しく判断しながら行動出来るようにし、積極的に人生を豊かに作りあげていくことを目指しています。

 

ポジティブ心理学の内容

  • 「ポジティブ心理学実践ワークブック」を使用します。
  • セラピストが担当します。
  • 週5回開催され、全部で14回のセッションがあります。
  • 毎回ワークブック付属のワークシートの提出が必要です。